坐骨神経痛の
症状と改善方法について
慢性的な腰痛やぎっくり腰といったように、腰の症状はいくつかあり、日頃から腰の症状に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
坐骨神経痛はおもに腰の症状から発生し、足のしびれや動かした際の痛みといった症状をともない、改善にも長期間を要することがあります。
ここでは、坐骨神経痛の原因や症状の特徴、痛みやしびれの対処・予防法についてご紹介していきます。
目次
このようなことに
悩まされていませんか?
- 腰を反らせると痛みやしびれが起こる
- 慢性的な腰痛に悩まされている
- 腰が痛くなると足がしびれることがある
- 坐骨神経痛の症状を改善したい
坐骨神経痛の原因や症状について
坐骨神経痛は痛みやしびれをともなう神経症状とされています。
慢性的な腰痛や腰の病気など、さまざまな原因で坐骨神経痛を発症する可能性があり、多くの方ははっきりとした原因がわからない傾向にあります。
ここでは、坐骨神経痛の主な原因や症状の特徴についてご紹介していきます。
坐骨神経とは
坐骨神経は身体のなかでもっとも太い末梢神経といわれ、その太さはボールペンほどで、長さは1m以上にもなるといわれています。
末梢神経は脳と脊髄からなり、中枢神経と身体の各部を結ぶいわゆる「伝導路」の役割を果たす神経のことを指します。
末梢神経は「運動神経」「知覚神経」「自律神経」の3種類からなり、坐骨神経もこの末梢神経のひとつといわれています。
坐骨神経は「総腓骨神経」と「脛骨神経」という2つの神経に分かれ、坐骨神経痛の症状が現れると、これらの神経の支配領域に痛みやしびれを生じる可能性があります。
坐骨神経痛の原因について
坐骨神経痛になる主な原因は次の通りです。
●腰痛やぎっくり腰の症状
坐骨神経痛を発症する原因として多いものが、慢性的な腰痛やぎっくり腰といった症状によるものです。
腰痛の症状やぎっくり腰を発症した経験があることで腰の筋肉が緊張し、坐骨神経を圧迫したり、神経の通り道を狭めたりすることで坐骨神経痛を引き起こすおそれがあります。
●そのほかの腰の病気によるもの
坐骨神経痛を発症する原因として、腰痛症状以外にも腰に起こる病気によるものが考えられます。
・腰部脊柱管狭窄症
・腰椎椎間板ヘルニア
・腰椎すべり(分離)症
・梨状筋症候群
・腰椎圧迫骨折
これらの腰の病気は腰周辺の筋肉や靭帯、関節部に損傷や負担がみられ、その影響により坐骨神経症状を引き起こすことがあります。
脊柱管狭窄症やすべり症は中高年~高齢者の方に多いとされ、椎間板ヘルニアは若い世代の方に多く発症するといわれています。
また、梨状筋症候群は臀部にある梨状筋という筋肉の過緊張により、坐骨神経の通り道である梨状筋付近で神経を圧迫し、坐骨神経症状が現れます。
●不良姿勢
姿勢が悪いことで腰や股関節に負担がかかり、筋肉の緊張や背骨の変形が起こると坐骨神経痛を発症するリスクがあります。
坐骨神経痛は神経の圧迫、神経の通り道の狭窄によって起こることが多いため、不良姿勢によって身体に負担がかかると、このような神経症状を引き起こす原因になるといわれています。
●加齢
年齢を重ねることで椎間板の変性や脊柱管の狭窄が進むことにより、坐骨神経痛を引き起こすおそれがあります。
また、筋力低下や柔軟性の低下も原因として関係しているため、中高年~高齢者の方は注意が必要となるのではないでしょうか。
坐骨神経痛の症状について
坐骨神経痛を発症すると次のような症状がみられます。
●足のしびれや痛み
坐骨神経は総腓骨神経と脛骨神経に分かれ、いずれも下肢を支配する神経です。
そのため、坐骨神経が圧迫されてしまうことで次のような部位にしびれや痛みをともなうといわれています。
・太ももの内側や外側
・すねの内側や外側
・足の甲や足底
・足の指
どの神経圧迫されるかでも症状が現れる部位は異なるため、人によって坐骨神経痛の症状にも違いがみられることが特徴です.
●歩行困難
坐骨神経痛によって長時間の歩行が困難となる場合があります。
また、少し歩くと腰の痛みやしびれから休息が必要となり、少し休むとまた症状が緩和し歩けるようになるといった状態を繰り返す「間欠性跛行」がみられることもあります。
間欠性跛行は脊柱管狭窄症などに多くみられる症状ですが、坐骨神経が腰部に近い部位で圧迫されることでこのような症状がみられることも多いとされます。
●痛みやしびれを生じる腰の症状
坐骨神経痛といった神経症状を引き起こす腰の病気には次のようなものがあります。
・腰部脊柱管狭窄症(中高年の方に多い)
・腰椎椎間板ヘルニア(若い方に多い)
・梨状筋症候群
・脊椎や脊髄のがん
・骨盤内のがん
これらの症状は痛みやしびれが強く、そのほかの身体の不調をきたす可能性があるため、少しでも不安がある場合には早期に医療機関へ行くことをおすすめします。
坐骨神経痛の
対処・予防法について
坐骨神経痛は痛みやしびれといった症状がみられ、症状によっては改善に長期間を要することもあります。
しかし、適切な対処を行うことで症状が軽減し、坐骨神経痛のつらい痛みを予防することも可能といわれています。
ここでは、坐骨神経痛の対処・予防法についてご紹介していきます。
坐骨神経痛の対処法について
坐骨神経痛の症状を改善するために、次のような対処法を行うことが有効とされています。
●入浴
坐骨神経痛の症状を改善するためには、入浴時に身体をよく温め血流を促進するとともに筋肉の緊張を緩和することが効果的です。
筋肉が緊張状態にあると痛みや可動域制限を生じるほか、神経を圧迫することによる神経症状を発症する原因になるおそれがあります。
そのため、身体をよく温め筋肉が硬くならないよう自身でケアを行うことが重要といわれています。
また、入浴以外にも腹巻やホッカイロといったものを使用し、身体を温める工夫を行うことも有効です。
●長時間の同一姿勢を避ける
デスクワークなどで長時間同一姿勢をとってしまうと腰など特定の部位に大きな負担をかけるおそれがあります。
その結果筋肉が緊張し、坐骨神経痛などの症状を引き起こしてしまうリスクがあります。
そのため、できるだけ作業を行う際はこまめに休息を挟み、1時間に1回は身体を動かし筋肉が硬くならないようにすることが坐骨神経痛の改善には効果的です。
腕や腰を回す・捻るといった動きを行うことでも血流促進といった効果は十分得られるためおすすめとなります。
●あまりにもひどい場合には医療機関へ行く
坐骨神経痛は人によって痛みやしびれが強く、症状が常に出ることもあります。
そのため、ストレッチや温めるといったことを行っても症状に変化がみられない場合は、坐骨神経症状を引き起こす何かしらの腰の病気を発症している可能性があります。
自己判断で症状を放置せず早期に医療機関で精密検査を受けることをおすすめします。
坐骨神経痛の予防法について
坐骨神経を防ぐためには次のような予防法を行うことが有効とされています。
●適度な運動
日頃から運動不足の方は筋肉や関節が硬く、血行不良である可能性があります。
そのため、休日や帰宅後などに軽めの運動を行う習慣をつけることをおすすめします。
ジムなどで行うような運動である必要はなく、ウォーキングや体操、ストレッチなどの軽い運動でも効果は十分とされています。
腰のストレッチは仰向けの状態で片方の膝を直角にし、左右に身体を捻るように倒すストレッチを行うことで腰からお尻にかけての筋肉をストレッチすることが可能です。
坐骨神経痛には腰や臀部の筋肉が関わっているため、日常的にストレッチを行い、それらの筋肉の柔軟性を保つことで坐骨神経痛を予防することが期待できます。
●身体を冷やさない
坐骨神経痛を予防するためには、身体をできるだけ冷やさないことが重要とされています。
身体が冷えてしまうと筋肉が硬くなり神経症状の原因になるほか、女性ではむくみや便秘といった症状の原因になることもあります。
そのため、仕事中はひざ掛けや腹巻をして腰まわりが冷えないよう対策、ホッカイロなどを使用することをおすすめします。
また、入浴時に湯船に浸かり、身体をよく温めることも有効とされています。
●腹筋や背筋を鍛える
腹筋や背筋を鍛えることで姿勢を支える力がつき、不良姿勢になりにくくなるといわれています。
その結果、正しい姿勢を保てるようになるため、腰など身体への負担の軽減につながります。
姿勢が改善されることで腰痛や肩こりといった症状の予防につながるだけでなく、坐骨神経痛のような神経症状を防ぐことにも期待ができます。
普段から胸を張り、背筋を伸ばした姿勢を保持することが望ましいです。
ファースト整骨院の
【坐骨神経痛】アプローチ方法
坐骨神経痛にはさまざまな種類があり、なかには手術を要するものもあります。
当院では、カウンセリングの結果により重篤なものではないと考えられる坐骨神経痛を施術しています。
日常生活や仕事などでみられる坐骨神経痛の症状には、次のようなものが挙げられます。
・坐骨神経(腰から足にかけて起こる神経)の神経支配周辺に起こる激しい痛み
・坐骨神経の神経支配周辺を中心に周囲に現れる緊張状
また、坐骨神経痛の原因には、次のようなものが挙げられます。
・血行不良
・腰から下にかけておこる筋力の低下
・ストレス
・加齢や生活習慣による悪い姿勢が原因の、体重などの負荷の偏り
また、坐骨神経(腰から下)の問題といってもそこだけの問題ではなく、全身の筋力低下や骨格のアンバランスなゆがみ、疲労の蓄積などが関係しています。
当院は坐骨神経痛に対して、次のような施術を行います。
・神経支配(腰~下肢)に現れる激しい痛みには原因箇所にハイボルト施術で疼痛を緩和
・神経支配付近を中心に現れる緊張状態には後療マッサージで「手当て」し状況確認
・神経支配周辺の血行不良には後療マッサージ・ヘルストロンで改善
・神経支配周辺の筋(腰・骨盤・下肢)の筋力低下にはEMS(楽トレ)で筋力アップ、筋力維持を計る
・ストレスの解消にはウォーターベッドや後療マッサージ、ヘルストロン、スタッフとのトークで解消
・加齢や生活習慣、仕事等による姿勢の悪化には、首・背中・骨盤矯正(コツコツストレッチ)
これらを組み合わせて施術を行います。
著者 Writer
- 川越 龍介 (カワゴエ リョウスケ)
- 【所有資格】 柔道整復師
【生年月日】 昭和44年3月18日
【血液型】 B型
【出身】 神奈川県
【趣味】 ジョギング
【得意な施術】 マッサージ
▼ご来院される患者さまへ一言
安心してご来院下さい。
施術案内
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当院のご紹介
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